日本で人材不足が懸念されているのが、保育士です。近年では、国の改善策で給与の見直しなども行われ、注目度が高まっている職業でもあります。
保育士というと、一般的な保育園だけで働いているようなイメージがありますが、実際には医療施設の中でも勤務する事ができるのをご存知でしょうか。
特に大きな病院の場合は、医療スタッフは24時間体制で常駐していなければなりません。その際、スタッフが安心して勤務できるように病院の中に24時間対応の院内保育所が設けられているケースが多くなっています。
こうした院内保育園で行なう仕事は、一般的な保育園とほとんど変わりません。ただ、院内保育所は普通の公立保育園より規模は小さめであり、夜勤で働く事も求められることから、規模や勤務時間の面で違う点は出てきます。
また、保育士には、病気を抱えた児童をお世話する病児保育という仕事もあります。こうした仕事は、普通の保育園の仕事以上に気配りが求められます。
病気を患っている子どもは非常にデリケートであり、些細な体調の変化に気付く目が必要です。もちろん、身体に負担がかかるような事は行なってはいけません。
そんな子どもたちは自由に外に出ることができず、我慢を強いられているため精神的にも負担がかかっています。また、病気を抱えながら両親から離れている状況は、とても不安な状況でもあります。そんな中でケアをするというのは、非常に重要な役割だといえます。
子どもたちにしっかり寄り添える保育士を目指したいのであれば、病児保育の道も検討してみるといいでしょう。